先送りになっていたフルブラ山梨ツアー報告も、いよいよ最終回です。
まだ1か月たっていないのですが、もうずいぶん前のことみたい。
1回目、2回目、3回目の記事はこちらからご覧くださいねー☟
フルブラ山梨ツアー・白州ウィスキーができるまで編
フルブラ山梨ツアー・白州ウィスキーテイスティングなどなど編 農園桃のフルブラ☆
フルブラ山梨ツアー♪桃農園でもぎたて桃のフルブラ作り編☆
桃園で桃のフルブラ作りを終えたその足で、サントリー登美の丘ワイナリーへ。
トップ画像のように、360度見事な眺望の丘の上に広がるワイナリーです。
7月にこれだけはっきり富士山が見えるのも珍しいですよね。
39℃以上という酷暑の場所ではありましたが
この富士の立ち姿に一瞬でも暑さを忘れることができました。
眼下に甲府盆地、正面にはこの富士山を仰ぐことのできる、
風光明媚という言葉がぴったりのワイナリーです。
100年以上、ここでブドウが作られているなんて!
土、樹・・すべてが長い歴史の中で作り上げられたものなんですね。
ワイナリーに到着したのが、ちょうど正午だったので
まずは、広々としたレストランでランチをいただきました。
ロゼワインで乾杯の後、いただいたのは
サラダと、とろとろに煮込まれたビーフシチュー。
シチューが最高においしかったので、パンですくって
最後の1滴まで残さずにいただきました。
レストランに着いた時に、サントリー持ってる男Oさんから
「ビーフシチューが苦手という方いらっしゃいますか?」との質問に
すかさず、かな姐さん笑いながら「ビーフシチューはちょっと・・・」
それを受けて、アイランド理絵さんが
「普段は好きなんだけど今日はちょっと・・」と、Oさんを困らせていました。
もちろんジョークですよ~。
お二人とも、召し上がっている間中「おいしいーー」を連発し、
私同様に、パンでお皿をきれいに磨いていました(*^^*)
おいしいランチをいただいた後は、いよいよブドウ畑に。
いただいたワインの酔いと、39.3℃という猛暑で
日向に5分以上立っていることが不可能な状態!
説明をしてくださる方もそんな状況を察してくださって
木陰で説明を聞き、畑に入ってさっとブドウを見る・・
また木陰に戻り、説明を続けてくださる・・の繰り返しでした。
ブドウはしっかりと重そうに房を作っていました。
登美の丘の、ブドウに最適な自然環境に加え、
人の力もまた、ブドウの生育にとって最大の力になるそうです。
ブドウ作りに熟知した栽培の専門家さんたちが、
毎日欠かさずに、ブドウの様子をチェックされるそうです。
この日も、立っているのさえやっとなほどの酷暑の中
何人もの方々が畑に入り、ブドウのお世話をされていました。
「あぢぃーーー」と騒いでいる私たちに、
笑顔を向けてくださり、手を振ってくれて・・・。
この温かい方々に見守られて、ここのブドウたちはおいしくなるんだな・・と
しみじみ感じた私でした。
暑いブドウ畑から一転!
山を掘り造られた、樽貯蔵庫を見学させていただきました。
畑でかいた汗が、すーーーっと引き寒さまでも感じる貯蔵庫。
収穫されたブドウを破砕、圧搾(白ワインのみ)して果汁を絞り出し
発酵が完了したワインは、ここで樽熟成されるそうです。
白州で勉強したウィスキーの樽熟成と同様に
樽の材料、産地、焼き具合によって出来上がりが変わるのです。
ここでも、生き物であるワインを経験豊富な人の手によって
チェックが繰り返され、最高のワインに仕上がるのだそうです。
ウィスキーと違い、瓶詰された後も熟成が進むワインは
瓶詰され、更に瓶貯蔵庫で長い眠りにつきます。
空気さえも動かないような洞窟で、静かに横に寝かせ
香り、味わいに深みを持たせていくんですねー。
さすがに騒がしい私たちも、ここでは声を潜めて話をしました。
瓶ワインが眠っている長い洞窟を進んで行った先の部屋で
登美の丘ワインのテイスティングをさせていただきました。
まずグラスを鼻に持って行った私たちに「ちょっと待ってー」の声。
香りの前に、まずは目で色を楽しんで!
はーー!確かに!!
5つのグラス、それぞれに色も違えば透明度も違う。
そして香り、味。
その次に、スワリングして空気を含ませ味わう。
本当に奥が深いです!
椅子がワイン樽のイメージだったことにも、私はひそかに感動!
最後に売店でお土産を。
まずは皆、一目散にテイスティングカウンターへ!
写真は、happyさんが撮ってくれたものです。
どのワインを買おうか・・・の目的でのテイスティングのはずが
皆の目的は、1本5万円以上もする貴腐ワインの試飲。
高価なワインについては、無料でテイスティングできるわけではありません。
真ん中に置いたグラスに注がれた量で、2000円のテイスティング。
この日は、サントリーさんのご厚意で無料でいただくことができました。
黄金色に輝く、濃厚な貴腐ワイン。
少量ずつ大切に味わいました。
数本のワインと、娘たちに山梨名物の信玄餅を購入しました。
ところがそのあと・・
サントリーさんから、登美の丘赤ワインをお土産にいただきました。
もったいなくて、まだ開けることができず
白州蒸留所でいただいた、白州12年と一緒に大切にしまってあります。
ワイン好き、ウィスキー好きの友人が来た時にでも
一緒に楽しもうと思います。
この後、私たちはバスで山を下り、甲府駅から東京へ向かいました。
本当に夢のような2日間。
ウィスキーのこと、ワインのこと
知れば知るほど、今までとは違った見方で楽しめると思いました。
当然ですが、蛇口をひねれば出てくるわけではなく、
最初から瓶詰されて、そこにあるわけではなく
多くの人々が手をかけ愛情を注ぎ、大切に育ててきたからこそ
おいしく楽しく、私たちの生活を潤してくれるものになっているのだと
しみじみと感じた旅でした。
また、こうしてお酒を楽しめる環境にいることにも感謝しつつ
これからもおいしいお酒をいただこうと思います。
サントリー様、アイランド様、山梨県観光部様、
ステキな経験をさせていただき、ありがとうございました。
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