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嬉しいことに私のだし巻き卵が大好きと言ってくれる娘たち。

二人の娘は、少し嗜好が違うところがあり、
私が作ってきた家庭料理でも、ふたりともが好きなものもあれば、
どちらかに嫌がられるものもあり・・・なんですが、
どうやら、だし巻き卵については二人とも
一人暮らしを始めてから、そして結婚してからも、
私のレシピで作りたいもののひとつのようです。

にもかかわらず、これまでレシピとして残してこなかったので
作るたびに毎回、
マミー、出汁は何mlだっけ?みりんはどのくらいだっけ?とLINEが入ります。

メモしてよ!という私に、
レシピどこかに載せてよ!と娘。

確かにね・・・。

なかなか工程写真をうまく撮ることができず、先延ばしにしていたレシピでしたが
頑張って工程撮影したので紹介します。


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使用しているのは、こちらの卵焼き器。
銅製で内側は錫引き、正角15x15cmのものです。
以前は長方形のものを使っていましたが、
私の焼き方は、卵液を流し入れてクルクル巻くのではなく、
パタンと二つ折りにする仕方なので、長方形だと形が崩れやすいのです。
1年ほど前からこちらを使い始めたところ、やっぱり!
焼きやすいし、出来上がりの形がとてもきれい。

・だし巻き卵
卵 4個 出汁 80ml みりん 大さじ1 薄口しょうゆ 大さじ1 油 適量

ボウルに卵を割り入れ、泡を立てないよう菜箸を立てて溶きほぐします。
白身は完全にといてしまわず、少し残るくらいの方がだし汁が逃げにくい。
出汁、みりん 、薄口しょうゆを加え、同様に混ぜ合わせます。

※市販の白だしなどを薄めて使う場合は、
 しょうゆの量を減らす、または加えなくても良いかと。
 普段お使いのもので、何度かお試しください。


a


卵焼き器に油小さじ1〜2を入れて全体に回し、弱目の中火にかけます。
菜箸につけた卵液を卵焼き器にさっとつけてみて、
すぐに固まるようなら加熱OK。

銅製の卵焼き器は、すぐに火が通るので加熱し過ぎに注意してください。
器具を傷める原因にもなります。



b


卵液の1/3量を流し入れ、周りが固まり始めたら
菜箸で全体をかき混ぜます。



c


まとまってきたら、卵焼き器の奥に移動させ、
油適量を加えて、卵の下にも流し入れます。


d


残りの卵液の1/3量を流し入れ、奥の卵の手前側を菜箸で持ち上げ、
卵の下にも卵液を流し入れます。

卵液にできた気泡は、菜箸で軽くたたき丁寧につぶしてくださいね。


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流し入れた卵液に火が通る前に、
奥側の卵と焼き器の間に菜箸またはフライ返しを入れ
手前にパタンと二つ折りにする要領で、卵液に重ねます。


f


卵を焼き器の奥に移動させたら、
前回同様に卵の下にも油を引き、残りの卵液の半量を流し入れます。
そしてまたパタンと折り重ねる。

これをもう一度繰り返します。



g


最後は火を消し、卵焼き器の縁に合わせて形を整えれば出来上がりです。


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焼き上がり熱々の状態ですぐに切り分けると、
卵の中のだし汁が流れてしまうので、
皿かまな板の上に取り出し、数分おいてから切り分けることをお勧めします。

煎酒を少しつけていただくのが好き。
大根おろしも外せませんね〜。

ジュンワリ〜出汁しみる卵焼き、お試しくださいませー。

これで娘たちからも、ライン質問がなくなるかな。


いつも応援してくださる皆さま*ありがとうございます