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花曇り霧雨の昨日から、
今日は雲の切れ間も見られないしとしと降り続く春雨の東京です。
今夜は雨脚もかなり強くなるようですが、
花散らしの雨にならなければいいなと、
ぼんやり窓下の満開の桜を眺めて過ごす平日の朝でした。

明日くらいからは、少し春らしい陽気に戻るようですが
家にいても肌寒いと感じるこの頃のアラ還ごはんは
汁物で済ましてしまうことが多くなります。

具沢山にすることで、満足感、贅沢感がアップします。

先日買い物に行った折に、
肉も魚も品薄でしたが、とてもリーズナブルな魚のカマが売れ残っていました。
これはラッキー。

カマ塩焼きにして、燗酒の肴にするのもいいな〜と思ったけど
今回はあら汁に。正確にはかま汁ですね。


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ワラサのカマです。
ワラサは出世魚、もうじきブリになるよ〜って
出世街道まっしぐらの時期の呼び名。

あら汁にする前の下ごしらえには時間はかかりますが
手間はかかりません。
しっかり時間をかければ、生臭さのないおいしい汁になるってもんです。

買ってきたアラ(今回はカマ)は、きれいに水洗いして水気をきります。
下にボウルをかましたザルにおき、たっぷりの塩をふり、
ラップをかけて半日(一晩)冷蔵庫で休ませます。
ボウルにたまった水は、魚の臭みを含んでいるので捨ててくださいね。

時間のない時は、もう少し短時間でもできないことはありませんが
その場合でも2〜3時間はおくことがお勧めです。

半日おいたカマは再度しっかり丁寧に水洗いします。
再びザルにのせ、熱湯をまわしかけます。(霜ふり)

アラの場合の下ごしらえはこれだけですが、
今回は、身のたっぷりついたカマを使ったので
なんとなく焼いてみました。
グリルで皮に焼き色がつくまで焼いてからカマ汁に。

こちらはお好みでどうぞ。霜ふりでも大丈夫です。



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生姜、ごぼう、にんじん、玉ねぎは薄切り。
鍋に水と一緒に入れて火にかけ、
灰汁をとりながらやわらかくなるまで煮ます。

下ごしらえしたカマと小房に分けたしめじ、味噌を少し加えて一煮立ちしたら
小口切りにしたネギを加え、味噌で味を調えます。
器によそったあとにもネギを散らすがおいしい。

煮込む野菜はお好みのものでどうぞ。
だし汁は使っていませんが、野菜からでるベジブロスと
きのこの旨味、そしてこんがり焼いたカマの味わいが
みそ汁の中で合わさるので、旨味たっぷり。
わざわざ出汁をとらなくても、水で大丈夫ですよ〜。



身体が温まると元気も出ます!
昨日、近所のスーパーに行ったら、
あれほど空っぽになっていた売り場の棚や冷蔵庫には食材がいっぱい。
自身が買い物に出られるスケジュールで必要な分を購入し、
新鮮な食材でおいしいお料理楽しんでくださいね。


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